委員会活動報告

三重部会

2022.10.01

活動状況報告(機関誌No.133より)

昨年度より三重部会の部会長を務めさせていただいております鈴木です。本年度もよろしくお願いいたします。

三重部会の本年度の主な活動として、10月に鉄筋コンクリート造の保有水平耐力に関する講習会、11月下旬に定期的に行っている三重県鐵構工業協同組合との行政も交えた意見交換会を行います。12月または1月には近年はコロナ禍で行っていなかった構造関係のメーカー(建材・計算ソフト等)との技術交流を予定しています。

特に三重県鐵構工業協同組合との意見交換会は近年ではテーマを決め、見学や実演なども交えるなど内容の濃いものになっています。前年度は新型コロナの状況により年度末の3月の開催となったため行政の方の参加は叶わなかったものの、テーマを“溶融亜鉛めっき”とし、県内にあるめっき工場(三重重工業株式会社様)の協力のもと、工場を見学し、技術者(溶融亜鉛めっき特級技能士)・鉄工所・構造設計者にて意見交換を行いました。また、鉄工所からは最新の鋼材の流通状況についても報告をしていただくなど、実務にも直結する内容でした。

また、他部会でも課題としている若手会員の増強についても何等か方策を取りたいと考えていますが、本年度もまだまだコロナ禍という状況の中での活動となり、懇親会などは積極的に催せない状況です。そのため、現状としては魅力ある講習会を企画し、JSCAの魅力そして認知度をより一層、高めることが必要と考えています。

2017.10.01

活動状況報告(機関誌No.113より)

1.「構造デザイン勉強会」の開催までの経緯
三重部会では今回初めての試みとして、9月9日(土)にアスト津にて「構造デザイン勉強会」を開催しました。参加者は総数14名で少ない人数ではありますが、活気ある発表会となりました。
この企画について3ヶ月前の三重部会役員会で相談したところ、準備期間が短いことや、今までに三重部会会員の中に「構造デザイン発表会」で発表した経験者がいないことなどから、いきなり「構造デザイン発表会」を開催するのはハードルが高すぎるのではないかという意見が多数を占めました。そこで、「構造デザイン発表会」の練習や経験をする企画として、「構造デザイン勉強会」という企画名としました。
もう一つの課題は、発表者が集まるかという問題です。三重部会で発表者を募集しても参加者はほとんどいないことが予想されました。実際に募集した結果、応募者がありませんでしたので、今回は三重部会で実務を行っている役員6名(私を含めて7名)に発表していただくようお願いしました。

2.「構造デザイン勉強会」の開催趣旨
「構造デザイン発表会」の趣旨に準じていますが、“勉強会”ということで、発表会に至るまでの準備の経験、聴講者にわかりやすく理解してもらうための発表方法の経験も含めた企画としました。

3.「構造デザイン勉強会」の開催概要
発表作品は7作品で、鉄骨造3作品、鉄筋コンクリート造2作品、耐震補強2作品でした。
発表会には、中部支部より二宮支部長、石井副支部長にコメンテータとしてご参加いただきました。各作品や今回の企画に対して貴重なご意見をいただきましたことに大変感謝しています。発表作品の概要を以下にまとめました。

■No1「引張材で耐震補強を行った事務所」
藤原 哲弘(藤原構造建築設計事務所)
昭和56年以前に建てられた鉄骨造2階建ての事務所の耐震補強に丸鋼の引張材を採用した建物です。特に梁間方向に配置したマンサード型ブレースは事務所内に露出するため、ブレース角度や端部のディテールを工夫しています。

■No2「旧明村役場庁舎耐震補強」
岡部 宏司(H.OKABE設計室)
大正5年に建てられた2階建ての木造庁舎の耐震補強です。補強設計には限界耐力計算法を採用して安全限界変形を1/20とし、変形能力が確保できる荒壁パネル等、補強部材に配慮しています。

■No3「津市の地域交流プラザ」
鈴木 丈宜(建築設計室 丈)
鉄骨造平家建ての地域交流プラザです。構造形式はラーメン構造で、事務所部分とプレイルームの2つのゾーンに分かれ、特にプレイルームは円形平面のため、架構計画に配慮しています。

■No4「伊賀私立上野南中学校」
西出 章((株)森永建築設計事務所)
校舎・体育館・武道場と中学校全体の計画の中から、鉄筋コンクリート造2階建ての体育館を紹介しています。屋根の架構は鉄骨造でトラス構造としていますが、半立体的なトラス形状に工夫を凝らした作品です。

■No5「伊勢にある食品加工工場」
井上 貴智((株)田端建築設計)
鉄骨造2階建ての食品加工工場です。構造形式はラーメン構造で、2階の屋根は大スパンとしています。支持地盤に高低差があり、基礎設計にも配慮した作品です。
■No6「階高をおさえた名古屋市内壁式共同住宅」
松田 貴仁((株)マルキ松田組)
壁式鉄筋コンクリート造5階建ての共同住宅です。階高を極力小さくしたため、壁梁に工夫を凝らしています。また、壁を中央部に集めて配置することで、採光を多く取り入れられるように配慮しています。

■No7「(仮称)しろやま整形外科」
岡本 成敏(岡本建築設計室)
鉄骨造2階建ての診療所です。吹抜やスキップフロアがあるため、構造計算のモデル化では剛床解除などに配慮した作品です。