委員会活動報告

免制震系部会

2022.01.01

活動実績と今後の活動方針(機関誌No.130より)

免制震系部会は2019年10月に発足し、まる2年を経過しました。現在は設計事務所とメーカー技術者の15名で、おおむね隔月で活動しています。

発足当初、新型コロナウィルスの感染者が中国で確認され、当時は対岸の火事のように思われた出来事が、世界中で一気に爆発的に流行し、活動し難いでのスタートでしたが、ようやくこれからといった状況です。中部圏は首都圏や近畿圏に比べ、超高層建物や特殊構造物のプロジェクトが少ないうえ、それらの設計は大手ゼネコンや組織事務所が担うことが多く、地元の設計者が携わる機会が少ないように感じます。

通常の実務では、法的に整備された文献と一貫プログラムによる解析に従事し、時としておよそ実態とは掛け離れた事象に対する検証を促されることに没頭する設計行為に、構造技術者としての危機感を否めません。

本来、超高層建物などの時刻歴応答解析などを要する構造物以外の構造物の安全検証においても、動的な挙動をイメージし、適切な判断と手法をもって静的な検証を行う必要があると考えます。

免制震系部会は単に特殊建物の設計スキル向上だけではなく、動的検証を一般の構造設計者にとって身近なものとしたいと考えます。

2020.11.30

JSCA中部免制震系部会の発足

JSCA中部支部は設立以来、技術委員会に応答制御に関する部会がありませんでしたが、令和2年10月にそれらを取り扱う「免制震系部会」を立ち上げ、1年あまり経過しました。現在は発足時から数名の方に加入いただき、設計事務所、ゼネコン、メーカーに所属する14名で構成しています。

1年が経過しましたが、まだまだどのような部会にしていくのか暗中模索しており、特にこの中部地区は、建物の応答を検証したり、それを制御するような設計を、地元の一般の設計者が実務レベル行うことはやや少ないように感じますし、また、実務に即した実用書も少ないことから敷居の高い検証法にとらわれがちですが、勉強会や見学会などを企画・開催し、かかわりやすいものしたいと考えます。

また、昨今では日本各地で大きな地震が勃発していますので、通常の設計のみならず、ときには、振動や応答に関する検証を踏まえ、安全で安心な建物をお客様に提供できる、高度な知識と経験をもった技術者なられるように皆で頑張りたいと思います。

コロナウィルスで必要な打ち合わせがなかなか思うようにいきませんが、「応答解析をマスターする(仮)」シリーズものの勉強会を企画していますので、ぜひご参加ください。